私が生活保護を受けるようになって8年目、Twitterで他県の生活保護を受けている男性と知り合った。
その方によると、通院にタクシーを使っているが全額保護費・生活必需品の白物家電も保護費で購入したと…
その時までそれらのことを全く知らなかった。
目からウロコだった。
そこで他の自治体で保護を受けている人にも聴いてみると異口同音で「あっそれ!!保護費だよ」だった。
早速、取手市の担当者に聴いたところ、「上司と相談してみる」だった。
すかさず他の複数自治体(具体的に:長野市・宮崎市・名古屋市)では適応してもらっていることを告げると翌日即刻回答があった。
OK!!!
私は、以前「心筋梗塞」「脳内出血」で入院治療をした経験がある。
主治医には酷暑・酷寒による脱水・血圧上昇には十分に気をつけるよう釘を刺されていた。
みなさんも同じだと思うが自家用車の売却・その他資産は手放さないと保護が受けられない。
ということで、夏には脱水をしないよう炎天下徒歩で往復130分、冬には血圧上昇をしないようドキドキしながら通院をしていた。
タクシー利用の件の流れは以下の通り。
1.担当ケアマネージャーに相談
2.担当ケアマネージャーが主治医医に打診
3.主治医が意見書作成
4.意見書を市の医療関係者に意見を求める
5.そこで妥当と判断されればGO!
同じことを申請しようと思う方は、市から打診される前に担当医師に申請をするつもりであることを告げて、さらに前後するが普段から主治医とよく話をし、コミュニケーションを円滑にしておくことが意見書を書くときに有効に働くと思われる。
次に、白物家電。
この情報を得てから担当ケアマネージャーに相談をすると、これも上司と相談するであった。
これも複数自治体での話を付け加えた。
後に知ったのだが、取手市ではタクシーの件・白物家電の件どちらもOKを出すケースはまれで、事例がごく少なかったようだ。(市の有力者・市議会議員経由の口利きのみ)
ということが若い担当ケアマネージャーが即答できない理由だった。
私の場合、この口利きはなかったがインターネット普及のおかげて他の自治体の情報が手に入ることで、これまでできなかった「他の自治体では…..」が使えるようになり風穴を開けることができたと思う。
さて、白物家電の件の流れは以下の通り。
1.購入した領収書を提出。
※領収書がない場合、実物写真と価格入りのチラシorパンフレット
2.提出した領収書等を社会福祉課の会議で審査。
3.会議では「事後はだめ」「etc」反対意見があったが、「他の自治体では….」が功を奏し、意外とすんなり通った。
この申請もインターネットのおかげで型番調査・価格調査・パンフ入取(PDFダウンロド)が容易だった。
がしかし、領収書さえあればこんなに手間がかからなかった。
今回のことで他自治体の情報交換の大切さがよくわかった。
この輪を全国的に広められたらと思う。
それよりも、【取手市の生活保護2】で書いた「ベーシックインカム」導入が待たれる。
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