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【茨城県取手市の生活保護2<なかなか受けられない生活保護>】

今から26年前、私が公立高校の教員をしていた時、その後のIT関連の会社を設立直後、昼間ITの勉強をしようと3校目の定時制への移動を校長に直談判し移動が叶い移動がかない昼間ITセミナー・展示会・etc夕方以降学校公務のに二足のわらじを履いて3年目、3年担任・サッカー部顧問・教務部で成績処理を担当していた。

体育の授業でやけに人懐こい小太りの女子生徒の事。

ある日、体育館の入口で下をうつむきしょげているその生徒がいた。

そして「どうしたの?」と声をかけると、大粒の涙をながしながらすすり泣いていた。

その子の担任に連絡するとその女子生徒は教員室で話をしていた。

それから数日後、静まり返った体育館ですすり泣く声が聞こえ体育館倉庫で度号泣しているその生徒がいた。

再度声をかけると更に大声を出して号泣が止まらなかった。

担任とどういう話をしたか尋ねると、首を横に振り大きなため息を付いてその落胆ぶりが伺えた。

更に話を聞くと担任と話しをしたが、埒が明かなかったという。

そこで詳細を聞くと、韓国出身の母・大学教授の父が中学の時離婚し、直後に父が亡くなり父の弟である叔父に引き取られ生活をしていると言う。

優しかった父との思い出が忘れられず、叔父は義務的な振る舞いしかしないという。

更に驚くことに性行為を強要されているらしい。

その子がそのことを担任に相談したが黙殺されたという。

その担任は定年を数カ月後に迎えるところだった。

波風立てたくないから面倒なことに首を突っ込みたくないと風の噂で聞いた。

いわゆる窓際担任だ。

これは無理だ、女子生徒の問題可決は….と私が首を突っ込むことにした。

その女子生徒は、過去に全日に通っていたがイジメが原因で退学、19歳で定時制を受けた。

早速叔父の保護者と面会した。

すると女子生徒が20歳になるまで保護者で、あと数ヶ月でさいたまに購入したマンションへ転居し別に暮らすという。

それなら性暴力とは決別できると思って問題解決と考えた。

しかし、新たな問題が….

それは……….今住んでいる家はすでに叔父により売却されており、現金が残っているが新たな住処を探さねばならない。

20歳とはいってもまだ社会経験がなく途方に暮れていたので相談に乗り茨城の田舎の2階建ての一軒家を購入まで手伝った。

これで一件落着とおもった数年後、連絡が入り家と父親の財産数百万円で生活が安定して生活をしていると思いきや、仕事にもつけず数百万円と家を手放しすでに一文無しであると。

その子は父親に可愛がられていたがDVで今になってフラッシュバックで仕事も手につかないそうで無職だった。

そこで、その子を治療するために精神科複数を受診したが、わがまま・うそ・怠け者・etcといわれ取り合ってもらえなかった。

この頃はまだDVが社会的に認知されておらず医療界でも専門医が少なかった。

23件めでようやく専門医にたどり着いた。

仕事ができなく一文無しの元女子生徒をどうするか考えた末、生活保護を受けようと取手市の社会福祉課の門を叩いた。

本人同席の上、交渉したが若い・仕事ができそうとのことでほぼ門前払いだった。

もちろん専門医の診断書を持っていたが、社会福祉課でもDVを認知しておらず、精神保健福祉士も認知しておらず万事休すだった。

そこで、市長への直談判を試みた。

事前に市の市議会議員で福祉に造形の深い議員を探して市長へ紹介してもらっていた。

談判当日、元女子生徒を同席してもらい、実態を直視してもらおうとした。

それは、DVフラッシュバックのキーワード「可愛い」を市長が発するように誘導した。

これまで、白髪の男性が「可愛い」をいうと突然、呼吸困難・めまいが襲い苦しんでいた。

その苦しむ姿を見た市長は即、福祉課に連絡を取り保護決定を指示した。

今でも生活保護を受けにくい社会、その原因である社会風潮・審査の嵐・疑いの目・担当者の裁量等々が有る以上改善が難しい。

これを改革するより、手間・時間がかかるのは同じ、いやそれ以上かもしれないが「ベーシックインカム」導入を検討するほうが最適な解を導き出せる。

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